この増築は世一工務店＆未来設計のトイレで、コンセプトは「坪庭のあるトイレ」です。
和風の坪庭は手入れ不要を構想に、癒しの空間兼モデルトイレとなるように設計しました。

着 工 前

まずは建築予定の位置確認をします。既存建物の傾きや取り合い・通路となる出入口を決め、高さを検討していきます。その範囲内で要望が収まるよう設計をしていきます。

工 事 中

増築でも基本は新築工事と同様に進めていきます。
丁張をして墨出しをします。設計図と現地を照らし合わせ先行配管の後、基礎工事となります。

その間に柱・梁となる構造材に墨付けをして、加工を行います。
基礎工事の完了後、組立(上棟)となり、外部から内部へと造作工事に移ります。

作業工程の都合で先に坪庭を途中まで作り、そのあとトイレ・坪庭の順に仕上げていきます。
そのほか、坪庭の中にプラ池を用いた水の流れ(循環式)をつくりたかったので、ポンプとフィルターの設置スペースも設けました。

トイレの手洗いはかなり大掛かりで、カウンターは青森ヒバの1枚板，収納キャビネットは既製品，吐水口・ボウルは海外製，吐水方式は非接触式センサーとこれらを一体として造りました。

坪庭の仕上として人工の植物と鑑賞用の石材を配置して仕上の砕石敷となります。

完　成

クリーニング後、設備機器やスイッチ等の確認をおこないました。そのほかの取扱説明書・メンテナンス方法をファイリングしました。
自身の構想にどれだけ近づけたのかを再度確認して、フィードバックをおこないます。